パトリック・ロジェ チョコレートアーティスト - 食べられるチョコレート彫刻も - 評価4.6

パトリック・ロジェ チョコラティエは、何者にも怯まないマスターチョコラティエだ。パリのマドレーヌ広場に新しくオープンした店舗では、熱帯のジャングルを思わせる大型のチョコレート彫刻が展示され、まるでミュージアムのようなチョコレートショップとなっている。 フランス最優秀職人賞受賞のパトリック・ロジェ チョコラティエ フランス最優秀職人賞を受賞した彼は、型破りでインスピレーションに溢れるアーティストだ。卓越性を追求する彼に妥協はない。 彼のキャラメルに使われる「百花蜜」は、工場の屋上に設置された養蜂箱から採れたもの。彼の「クールール」シリーズのボンボンは、洗練された組み合わせが特徴だ。例えば「ソヴァージュ(灰色スレート)」は、滑らかなキャラメルにベルベーヌとゆずが合わさり、「ラファール(黄色の金ボタン)」はキャラメル、酢、ブドウの組み合わせ。そして「ジェラシー」「インソレンス」「ファンタスム」「マリー・ガラント」といった名前のボンボンも見逃せない。 美しいチョコレート彫刻。素晴らしいチョコレート。素晴らしいプラリネ、ジンジャー入りの極上ブラックチョコレート、そして手に負えないほどのオランジェット。高価だが、この味覚体験を楽しむ価値はある。 地下のチョコレート鉱山 地下では、有名なチョコラティエによる「カカオの鉱山」が楽しめる。高くそびえる暗い壁は金箔で装飾され、レモンバジルの香りがする「クールール」シリーズのボンボンが点在する。柔らかく丸みを帯びたフォルムと、落ち着いた照明が洞窟のような雰囲気を演出している。 彫刻を食べられなくても大丈夫。1階の店舗では、パトリック・ロジェのコレクションのミニチュア版が販売されている。 何よりもまず「チョコレートの鉱山」であり、同時に「形と素材と色の鉱山」でもある。味わうためのミニチュアコレクションや、チョコレート、ブロンズ、アルミニウムで作られた彫刻(彼の芸術への情熱の結晶)を展示する宝箱のような空間。 すべてが美しい 見るのも、触れるのも、食べるのも、すべてが美しく、おいしい。なぜならパトリック・ロジェのもとにチョコレートが存在する限り、そこには芸術があるからだ。空間自体も、未加工のアルミニウムのハニカム構造で包まれた、まるで酸素の泡のような柔らかな空間。永遠の自然と、そしてもちろんミツバチへの賛歌でもある。彼はミツバチを大切に育て、その蜜を愛用するだけでなく、 biodiversity(生物多様性)の観点からも、この美しく寛大な地球を守るために尽力している。 この空間は、まるで街の真ん中にある夢と味わいの惑星。芸術とチョコレートに捧げられた、丸みを帯びたフォルムで包まれた柔らかな空間だ。 3つの展示階 3つの階で、パトリック・ロジェの素晴らしい世界を堪能し、旅し、迷い込むことができる。地下の鉱山から始まり、チョコレートの原石で覆われた壁には、驚くようなフォルムのブロンズとアルミニウムの彫刻が「鉱石」のように展示されている。1階は試食と、貴重で独創的なフレーバーのスイーツコレクションに捧げられ、「ここでチョコラティエの全てのパレットが、驚くべきバリエーションで表現されている。まるで味の素材そのもので彫られたミニチュア彫刻のようだ!」と評される。そして2階では、マスター自らがチョコレートの素材から彫り上げた最新の彫刻作品が展示されている。 巨大な「根の木」が空間を貫き、地下深くから這い上がって光に到達し、その枝にはサルの群れが私たちを見下ろし、挑発し、創作の喜びを分かち合うよう誘っている。