発見の宮殿とプラネタリウム – 2027年3月に再オープン

発見の宮殿とプラネタリウム – 2027年3月に再オープン

パリ科学館(Palais de la découverte)は2021年から改修工事のため休館中です。1937年に設立されたこの科学博物館は、パリ8区のグラン・パレ西棟にありましたが、2027年3月に再開館を予定しており、その際には90周年を迎えます。その間、15区の「レ・タンセル(Les Étincelles)」にて、科学講演やプラネタリウムを通じたプログラムが継続されています。

他にはない科学博物館

パリ科学館は、科学の基礎から最新の分野まで、科学者の解説付きの双方向型体験を通して紹介しています。このコンセプトは、1926年にノーベル物理学賞を受賞した物理学者ジャン・ペランの発案によるもので、1937年の開館当初から、観客の前で実演される実験や、来館者自身が行う実験を通して科学を身近に感じてもらうことを目指してきました。

当館は役割を分担しています。工芸博物館(Musée des Arts et Métiers)が技術とその実用的応用を担う一方で、パリ科学館は基礎研究とその手法を担っています。設立当初から変わらないその目的は、科学を誰もが理解できるようにすることです。

その名声を支えたもの

閉館前のパリュス(Palais de la découverte)は、プラネタリウムをはじめ、天文学をはじめ、生物学、化学、数学、物理学、地球科学まで幅広い分野をカバーしていました。静電気、太陽と惑星、光、音響の各ホールでは、音の伝播、ドップラー効果、共鳴、蛍光、X線、フーコーの振り子など、さまざまな現象を直接体験することができました。また、ゲノムワークショップは遺伝学とDNAに特化したスペースでした。

中には、創設時からほとんど変わらないデモンストレーションもあり、特に液体空気や静電気の実験は人気の的でした。

新しいパリュスの魅力

この改修は、総額約5億ユーロに及ぶ「グラン・パリュス(Grand Palais)」の大規模プロジェクトの一環です。同施設自体は2025年6月に完全に再オープンし、パリュス・ド・ラ・デクヴェルト(Palais de la découverte)が最後のステップとなります。新たなパリュスでは、体験と没入を重視した再構築が図られ、5つの科学実験室で実際に試したり探求したりできるほか、最新の研究テーマに焦点を当てた「好奇心の島」、大規模なテーマ別ホール、そしてかつての光学ホールに設置された円形に配置された座席を備えた改修されたプラネタリウムが目玉となります。

正確なオープン日、営業時間、料金は再オープンに向けて発表される予定です。訪問を計画される際は、パリュス・ド・ラ・デクヴェルトの公式サイトをご確認ください。

代替施設:パリ15区の「エタンセル」

パレ・ド・ラ・デクーヴェルトが閉館中、そのチームは「エタンセル」で来館者を迎えています。こちらは建築事務所「コンストゥイレ」が設計した仮設施設で、アンドレ・シトロエン公園の縁(15区サン・シャルル通り186番地)に設置されています。100以上の科学展示のほか、水曜日、週末、学校の休暇期間中にはプラネタリウムの上映も行われます。最寄りの地下鉄駅は8号線のバラール駅です。

パレ・ド・ラ・デクーヴェルトへのアクセス

パレ・ド・ラ・デクーヴェルトは8区フランクリン・デラノ・ルーズベルト大通りにあり、シャンゼリゼ通りからすぐの場所に位置しています。最寄りの地下鉄駅は、1号線・13号線のシャンゼリゼ=クレマンソー駅と、1号線・9号線のフランクリン・D・ルーズベルト駅です。再開館時には、併せて西翼を占めるグラン・パレもお楽しみください。